被害者の方がご高齢の交通事故における示談交渉のポイントとは?

交通事故の被害事故を専門とする千葉の弁護士の大薄です。

先日、良い示談が成立したため、ご報告いたします。

被害者の方は、自転車を運転中に自動車に衝突されて負傷しました。

事故当時、約80歳の高齢であり、ご家族が窓口となって対応されていました。

事故当初からご相談をいただき、後遺障害申請を実施した結果、後遺障害併合10級(脊柱の変形障害(11級7号)と骨折後の疼痛障害(12級13号))の認定となりました。

後遺障害申請の後は、示談交渉となるのですが、被害者の方はひとり暮らしの年金生活者ということもあって、休業損害や後遺障害逸失利益の請求は難しい状況でした。

そうすると、後遺障害併合10級における後遺障害部分の自賠責保険金が461万円ということもあり、過失割合も考慮すれば、訴外交渉では、約220万円が相場といえました。

しかしながら、結果的には、相手方保険会社との示談交渉の結果、約280万円での示談を成立させることができました(後遺障害部分の自賠責保険金との合計額:約741万円)。

交渉のポイントは、私の営業秘密となるためお伝えすることはできませんが、数多くの経験から、保険会社として認めやすい損害・認めにくい損害があるように感じます。

交渉の段取りや法律構成など、ひとくちに示談交渉と言ってもノウハウが詰まっています。

交通事故被害のご相談は、交通事故被害の問題に関する豊富な経験を有する弁護士に相談することがオススメですから、是非とも、千葉志法律事務所へご相談ください。