後遺障害の示談交渉

こんにちは。

弁護士の大薄(おおすき)です。

嬉しい出来事がありましたので、ご報告させていただきます。

先日、後遺障害を残された方の示談交渉がまとまりました。

ご相談者の方は、被害者の方のお子様でした。

ご高齢のお母様に代わって相手方保険会社との窓口となっていたとのことでした。

ご相談内容としては、事前認定により後遺障害が認定されているものの、相手方保険会社が提示する示談金額が適切であるか分からないというものでした。

ご相談者の方は、「お母様に適切な補償がなされるように」という想いからご相談に来られておりました。

結果としては、当初提示額が約150万円であったものを約350万円でまとめることができました(当初提示額から約2.3倍の増額)。

また、ご依頼を受けてから示談成立まで約1か月というスピード解決となりました。

さらに、今回の依頼者の方は、自転車に乗車中の事故であったものの、ご家族の方が弁護士費用特約にご加入されていたため、弁護士費用等のご負担は一切ありませんでした。

ご相談者の方も依頼者であるお母様も、大納得の結果となり、大変喜ばれておりました。

今回の件を振り返ると、まずは、ご相談者の方のお母様を想うお気持ちがなければ、弁護士に示談交渉を依頼するという発想に至らず、このような結果とならなかったと思います。

また、ご家族が加入している自動車保険等に弁護士費用特約が附帯されていれば、自転車や徒歩の事故であっても弁護士費用特約を適用できる可能性があるという自動車保険に関する私からのアドバイスがなければ、このような結果とはならなかったと思います。

ひとくちに交通事故の示談交渉を弁護士に依頼するといっても、交通事故に詳しくない弁護士に依頼してしまった場合には、弁護士費用特約の適用可能性を見過ごしてしまうこともあり得ます。

知らず知らずのうちに損をしないよう、交通事故に関するご相談は、交通事故を得意分野としている弁護士にご相談されることをお勧めします。