示談金額が10倍に?!
千葉で交通事故の被害者側の弁護士として活動している大薄です。
先日、非常に良い結果での示談が成立いたしましたので、ご報告いたします。
被害者の方は、自動車に乗車中に追突事故の被害に遭いました。
すでに治療は終了しており、相手方の保険会社から示談案が提示されていました。
通院期間は約2か月だったのですが、通院日数は約10日と多くはありませんでした。
そのため、当初提示されていた金額は、約8万円でした。
さすがに、約8万円は低額に過ぎると考えて、示談交渉にあたることになりました。
詳細なご事情をお伺いすると、兼業主婦としての家事労働に対する損害が考慮されていないことが明らかになりましたので、この点も指摘して交渉にあたりました。
その結果、当初金額の10倍ほどである約80万円にて示談が成立しました。
弁護士費用特約も附帯されていたため、示談金はすべて被害者の方のお手元に残ることとなりました。
約10倍もの金額になることはさすがに被害者の方も想定していなかったようで、大満足の結果となりました。
今回のケースまではいかなくとも、交通事故の示談金は、非常に低額で提示される場合が少なくありません。また、示談書にサインをして返送するとそれ以上交渉できません。
示談金の妥当性は、示談をする前に、交通事故を得意とする弁護士にご相談ください。