後遺障害12級13号で高額な賠償金を獲得しました!

先日、非常に良い示談が成立しましたので、ご報告いたします。

ご依頼者の方は、自転車で走行中、左折してきた乗用車に巻き込まれて負傷しました。

特に、膝の症状が重く、手術を数回繰り返しました。

懸命なリハビリの結果、可動域の制限は軽減しましたが、疼痛(痛み)の症状は残ってしまいました。

後遺障害申請の結果、12級13号(他覚的所見に基づく疼痛障害)が認定されました。

12級以上の後遺障害が認定されている場合、賠償金額が高額となるため、保険会社との交渉が難航する傾向にあります。

今回の保険会社も、初回の提示額は、130万円程度でした。

このような場合には、保険会社との交渉を継続しても、スピーディーな解決が見込めない場合が多いです。

そのため、第三者を間に入れた手続き(交通事故相談センター)の利用を申し立てることとしました。

紛争処理センターと同様に、交通事故相談センターも中立的な弁護士を間に入れて解決を図る手続きとなります。

その結果、約1400万円での示談斡旋が成立することとなりました。

(自賠責保険からの後遺障害分を含めると約1624万円でした)

期間も、初回の期日から2か月でのスピード解決となりました。

今回は、斡旋担当の弁護士の方が、こちら側の事情を十分に汲んだ上で、説得的な内容の斡旋案を提示いただけたと思います。

仙台という遠方での対応となりましたが、出張に値する結果となったことで、ご依頼者の方にも大変喜んでいただきました。

交渉は相手方がいるため、必ずしも、こちらが思うように進むことばかりではありません。

しかしながら、その時々における事情の変化に対し、臨機応変に対応することで、

その状況における最善の提案ができるよう、日々精進して参りたいと思います。

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