自動車と自動車の事故（追突事故）で、提示額が約56万円→約97万円での解決となった事例
事案の概要
自動車と自動車の事故（追突事故）で、個人事業主の方が5か月ほどの通院治療を要した事案で、相手方保険会社の提示額は、約56万円であったところ、交渉の結果、約97万円での解決となった事例
争点
休業損害、通院慰謝料
コメント
個人事業主の方の休業損害を算定するためには、基礎収入を確定する必要があります。基礎収入は、原則として、事故前年度の確定申告書をもとに算定されますが、保険会社による休業損害の提示には、個人事業主の方の支出を余儀なくされている固定経費が考慮されていないことが少なくありません。今回の被害者の方は、確定申告書から固定経費も休業損害における基礎収入に考慮すべきと主張立証した結果、こちら側の主張に沿った解決となりました。個人事業主の方の休業損害は、適切に提示されていない場合がありますので、示談する前に、交通事故を得意としている弁護士へ示談金の査定を相談することをお勧めします。
