自転車と自動車の事故で、約1050万円での解決となった事例

事案の概要

 自転車と自動車の事故で、被害者請求により、後遺障害12級6号(上肢関節の機能障害)が認定された方(症状固定時年齢68歳)で、交渉の結果、約1050万円(後遺障害部分の自賠責保険金を含む)での解決となった事例

争点

後遺障害逸失利益、後遺障害慰謝料

コメント

 後遺障害14級9号を超える後遺障害に関する賠償交渉は、当事者間での話し合いによる解決では適切な金額の提示を受けることが困難な傾向にあると感じていますが、交渉における駆け引きにより、第三者機関に移行することなく、解決に至ることもあります。今回に関しては、依頼者の方がこだわりの強かった点は、こちら側として強固に主張する反面、柔軟な対応を可能とする点に関しては、譲歩をするという柔軟な姿勢で交渉したことが、適切な解決に繋がったと思います(自賠責基準による金額は、約350万円(後遺障害部分の自賠責保険金を含む))。

弁護士費用

 後遺障害申請と賠償交渉を受任の範囲として、「後遺障害が認定された場合には、27万円+獲得金額の12%」、「認定されなかった場合には、18万円+獲得金額の8%、ただし、獲得金額と自賠責基準の差額の50%を上限とする」という内容で契約し、後遺障害が認定された結果、消費税や実費を控除して、お手元に約880万円が残ったもの。