ウェブ会議による口頭弁論が始まりました!
交通事故の被害者側の弁護士として千葉を中心に全国対応している大薄です。
去る令和6年3月1日からウェブ会議の方法による口頭弁論が開始されました。
これは、かなり画期的な出来事であると考えております。
何故かなり画期的であると考えているかについてご説明いたします。
口頭弁論とは、平たくいうと、裁判の開始と終了のタイミングで開催される手続です。
例えば、判決まで全6回の裁判期日が実施されたとします。
このようなケースでは基本的に1回目と6回目は裁判所へ出廷する必要がありました。
また、5回目は尋問手続であることが多いので、5回目も出廷する必要がありました。
そのため、計6回のうち、基本的には3回は出廷する必要がありました。
運用上の工夫により、相手方に弁護士が就任した場合などは、1回目を取り消して、2回目からウェブ会議で進めることもありましたが、基本的な運用は上記のとおりでした。
口頭弁論でのウェブ会議が開始されることにより、上記の例でいうところの1回目と6回目の裁判期日で裁判所へ出廷する必要がなくなりました。
これにより弁護士費用特約のない遠方からのご依頼であっても、裁判を実施することへのハードルが著しく軽減されたといえます。
また、高等裁判所の所在地は地方裁判所の所在地と比較して遠方であることが多いため、高等裁判所への不服申し立て(控訴)のハードルも著しく軽減されたといえます(例えば、青森地方裁判所の判断に不服がある場合は、仙台高等裁判所での審理となります)。
ウェブ裁判の充実により、ご自身のお住まいの所在地にかかわらず、ご自身がお悩みとなっている法律問題を得意とする弁護士に相談しやすい環境となったものと思います。
当事務所は千葉を中心に全国から交通事故の被害者側のご相談を受け付けております。
ご相談方法も、お電話、ウェブ面談、メール、LINEなど柔軟に対応しております。
交通事故の被害にお悩みの方は、お住まいの所在地にかかわらず、千葉志法律事務所へご相談いただければと思います。