ご相談から解決まで同じ弁護士が一貫して対応する意義とは？

交通事故の被害者側の事件を千葉で専門に扱っている弁護士の大薄です。

当事務所の強みの１つに、ご相談から解決まで、私が一貫して対応する点があります。

先日、後遺障害非該当の結果に納得できず、ご相談に来られた方がいらっしゃいました。

ご相談内容を踏まえて、異議申立てを実施しましたが、力及ばず非該当は変わらずでした。

ご依頼者の方と協議した結果、当該結果を前提とする示談交渉へ移行することとしました。

ご相談の前に、保険会社から提示されていた示談金は約32万円でした。

裁判所基準で算定したところ、約3倍となる95万円ほどが満額となる形でした。

異議申立ては認められませんでしたが、異議申立をするにあたって、ご依頼者様から、現在もなお残存している症状によるお仕事や日常生活の支障は十分に聴取していました。

そのため、そのようなご事情を活用して示談交渉に望んだ結果、訴外の交渉としては珍しいケースではあるものの、裁判所基準の満額での解決の提案を受けることができました。

後遺障害の認定は受けられなかったものの、お気持ちを十分に汲んで交渉したことと保険会社の当初提示額から約3倍での解決となったことに感謝の言葉をいただきました。

交通事故被害のご相談と一口に表現しても、個々のご相談者様に応じて細かい状況や大事に思っている点は異なるため、１つとして同じご相談はないと思っております。

当初から一貫して対応することで、お気持ちを汲んだ弁護活動が実施できます。

交通事故の手続に精通した技術面も重要ですが、それと同じく交通事故の被害者の方のお気持ちに寄り添う熱量も重要であることを胸に、今後も日々精進していきたいと思います。