バイクと自動車の事故で、提示金額が約100万円→約825万円で解決した事例

事案の概要

 バイクと自動車の事故で、被害者請求により、後遺障害12級6号(上肢関節の機能障害)が認定され(症状固定時年齢42歳)、相手方初回提示金額が約100万円であったところ、約825万円で解決した事例(自賠責保険からの後遺障害分を含めると約1050万円)

争点

後遺障害逸失利益、後遺障害慰謝料

コメント

 後遺障害14級9号を超える後遺障害に関する賠償交渉は、当事者間での話し合いによる解決では適切な金額の提示を受けることが困難な傾向にあると感じています。自賠責基準による金額は、約324万円(後遺障害部分の自賠責保険金を含む)であったため、紛争処理センターによる解決に移行しました。1段階目の示談斡旋では解決とならず、2段階目の審査会による解決となりましたが、審査会の委員の方々に被害者の方のお話を直接伺ってもらって裁定を受けるなどしたことが適切な解決につながったと思います。