自動車と自動車の事故(路外からの衝突事故)で、被害者請求により、同年齢平均賃金を基礎として後遺障害逸失利益が認められた事例(自賠責基準約150万円→獲得金額約265万円)

事案の概要

 自動車と自動車の事故(路外からの衝突事故)で、被害者請求により、後遺障害14級9号(局部に神経症状を残すもの)が認定された事案(症状固定時年齢43歳)で、交渉の結果、同年齢平均賃金を基礎として後遺障害逸失利益が認められた事例(自賠責基準約150万円→獲得金額約265万円)

争点

後遺障害逸失利益

コメント

 後遺障害逸失利益の算定における基礎収入は、事故前年度の年収(所得)を基礎とすることが原則ですが、場合によっては、平均賃金である賃金センサスによることもあります。今回の被害者の方は、交渉をうまく進めた結果、賃金センサスを基礎収入とした後遺障害逸失利益を認めさせることができました。非常に珍しいケースではありますが、相手方の提案を上手く引き出す駆け引きも交渉においては、重要な能力だと思います。交通事故の示談交渉は、交通事故の交渉に慣れている弁護士に依頼することをお勧めします。