バイクと自動車の事故で、提示額が約720万円→約1400万円で解決した事例
事案の概要
バイクと自動車の事故で、事前認定により、後遺障害11級7号（脊柱に変形を残すもの）が認定されていた事案（症状固定時年齢58歳）で、相手方保険会社の提示額は、約720万円であったところ、交渉の結果、約1400万円で解決した事例
争点
後遺障害逸失利益
コメント
後遺障害14級9号を超える後遺障害に関する賠償交渉は、当事者間での話し合いによる解決では適切な金額の提示を受けることが困難な傾向にあると感じていますが、認定された後遺障害の内容によっては、裁判所による労働能力喪失率に対する判断が厳しく、示談交渉による提案の妥当性を慎重に検討する必要があります。脊柱の変形障害による後遺障害は、労働能力喪失率の判断が厳しく争われる傾向にあるため、労働能力喪失率を14％程度に譲歩した上での解決となりました。後遺障害の内容によって柔軟に交渉を進められた点が良い解決に繋がったと思います。
弁護士費用
賠償交渉を受任の範囲として、「18万円＋獲得金額の10％、ただし、獲得金額と事前提示金額（約720万円）の差額の50％を上限とする」という内容で契約し、消費税や実費を控除して、お手元に約1230万円が残ったもの。
