自動車と自動車の事故で、初回提示額約76万円→約210万円での解決となった事例
事案の概要
歩行者と自動車の事故で、被害者の方が会社役員であることを理由に休業損害を0円と提示されていた事案で、相手方保険会社の提示額が約76万円であったところ、示談交渉の結果、約210万円での解決となった事例
争点
通院慰謝料、休業損害
コメント
会社役員の休業損害は、相手方の保険会社が減収なきことを理由に0円の提示をしてくる傾向にあるため、争いとなりやすい損害費目の１つです。今回の被害者の方は、構成員が2名の会社の代表でしたが、被害者の方以外の構成員は家族従業員に過ぎず、会社はもっぱら被害者の方の活動で運営されている状況でした。このような場合は、「本人＝会社」として個人事業主と実体的には同様であると主張・立証して交渉した結果、0円であった休業損害が約120万円認められ、総額的には当初提示額の約3倍の金額での示談を成立させることができました。保険会社は「役員報酬＝休業損害なし」と主張するケースが多いため、役員報酬の休業損害でお悩みの方は、弁護士にご相談されることをおすすめいたします。
