主婦の休業損害

こんばんは。

主婦の味方の弁護士の大薄（おおすき）です。

休業損害について２つほど嬉しい結果が出ましたのでご報告させていただきます。

まず、１つ目です。結論としては、相手方保険会社の初回提示が約６４万円であったものを約１５０万円の示談でまとめることができました。

相手方の保険会社は、依頼者の方が、事故当時、離職直後の無職者であったことを理由に、休業損害を「０円」として提示してきていましたが、離職後、シングルマザーとして家事・子育てに従事していたことを丹念に主張・立証した結果、主婦としての休業損害が認められるにいたりました。

次に、２つ目です。結論としては、相手方の初回提示が約３０万円であったものを約９０万円の示談でまとめることができました。

相手方は、依頼者の方が、単身であることを理由に休業損害を「０円」として提示してきていましたが、聴き取りの結果、内縁関係にある夫と同居していることが分かりましたので、長期にわたる共同生活の事実につき、過去の分も含めて住民票を取り寄せるなどの立証活動を行ったことで、主婦としての休業損害が認められるにいたりました。

これは常々思っていることなのですが、交通事故被害者にとって、交通事故は一生に一度あるか否かの非日常的な出来事であるのに対して、保険会社にとって、交通事故は、日常的な出来事です。そのため、両者の間に交通事故の賠償交渉において知識の格差が大きくあることは明らかです。

弁護士の大薄は交通事故の被害者救済に力を入れています。提示された示談金額に疑問を持った場合はもちろんのこと、特に疑問を持たなかった場合でも、提示された示談金額が適切か否かについて、１度ご相談されることを強くお勧めいたします。