バイク(被害者)が自転車を避けるため転倒して負傷した事故で、提示額が約200万円→約500万円で解決した事例
事案の概要
バイク(被害者)を青信号に従って進行させようとしたところ、突然脇道から出てきた自転車を避けるため転倒して負傷した事故で、後遺障害12級12号(足指の用廃)が認定されたところ、当初の相手方保険会社の提示額は、約200万円であったものの、民事調停にて、約500万円で解決した事例(症状固定時年齢47歳)
争点
後遺障害逸失利益(自転車事故)
コメント
自転車が加害車両となるいわゆる自転車事故であるものの、こちら側がバイクという自転車事故の中でも珍しい類型でした。自転車事故の場合は、自転車側の保険に自賠責保険という制度がないので、被害者請求という手段がとれないことが特徴的です。相手方保険会社との事前交渉の結果、後遺障害が認められることは争いがなかったのですが、金額面での折り合いがつかず、民事調停での解決に移行した結果、被害者の方が納得する金額で解決することができました。自転車事故には、自動車事故と異なる制度もありますが、一つ一つ手順を踏んで進めたことが良い解決に繋がったと思います。