バイクと自動車の事故(交差点内の事故)で、提示額が約6万5000円→約65万円での解決となった事例
事案の概要
バイクと自動車の事故(交差点内の事故)で、約6か月の通院治療を要した事案で、相手方保険会社の提示額が約6万5000円であったところ、交渉の結果、約65万円での解決となった事例
争点
後遺障害の有無、通院慰謝料
コメント
交通事故の示談交渉を弁護士に依頼することの1つの大きなメリットとして、慰謝料の交渉を自賠責基準から裁判所基準に引き上げて交渉できる点があります。特に、腱板損傷などの他覚的所見がある場合は、増額の幅が大きくなる傾向にあります。今回の被害者の方は、事故により右肩に腱板損傷の傷害を負いました。後遺障害申請が未了であったため、被害者請求による後遺障害申請も行いましたが、異議申立てまでしたものの非該当という結果だったので、後遺障害が残っていないことを前提とする示談交渉に移行しました。保険会社による当初の提示金額は、非常に低額な内容でしたが、交渉の結果、適切な金額での示談となりました。
弁護士費用
被害者請求(異議申立ても含む)と示談交渉を受任の範囲として、「後遺障害が認定された場合には、27万円+獲得金額の12%」、「認定されなかった場合には、18万円+獲得金額の8%、ただし、獲得金額と相手方保険会社の提示金額(約6万5000円)の差額の50%を上限とする」という内容で契約し、後遺障害は認定されなかったが示談金額が大幅に増額した結果、弁護士報酬や実費を控除して、お手元に約38万円が残ったもの。