歩行者と自動車の事故(後遺障害7級4号)で、相手方提示額約800万円→訴訟の結果、約3200万円での解決となった事例

事案の概要

 横断歩道を歩行中に乗用車と衝突した事故で、被害者請求により、後遺障害7級4号(高次脳機能障害)の認定を受けた事案(症状固定時年齢68歳)で、訴訟の結果、相手方提示額約800万円から約3200万円での解決となった事例(後遺障害部分の自賠責保険金を含む)

争点

 休業損害、入通院慰謝料、後遺障害逸失利益、後遺障害慰謝料

コメント

 後遺障害14級9号を超える後遺障害に関する賠償交渉は、当事者間での話し合いによる解決では適切な金額の提示を受けることが困難な傾向にあります。今回のケースも被害者の方がご高齢であったこともあって、適切な補償を巡って交渉は難航しましたが、最終的には訴訟による和解の結果、訴訟前の相手方提示額から約2400万円増額しての解決となりました。事故直後からの受任であったため、最終的な解決まで約4年半という長期の歳月を要しましたが、窓口となるご家族からは納得の解決とのお言葉をいただきました。