バイクと自動車の事故(後遺障害12級13号)で、相手方提示額約270万円→訴訟の結果、約1160万円での解決となった事例

事案の概要

 バイクと自動車の事故で、被害者請求により、後遺障害12級13号(左手母指の疼痛障害)が認定された事案(症状固定時年齢28歳)で、相手方提示額が約270万円であったところ、訴訟の結果、約940万円での解決となった事例(自賠責保険からの後遺障害分を含めると約1160万円)

争点

 過失割合、後遺障害逸失利益、後遺障害慰謝料

コメント

 後遺障害14級9号を超える後遺障害に関する賠償交渉は、当事者間での話し合いによる解決では適切な金額の提示を受けることが困難な傾向にあります。今回の相手方は過失割合についての対立も大きかったことから当初より弁護士をつけて対応していました。相手方からの提示額は案の定低額であったため、すぐに訴訟による解決へ移行することとしました。東北地方という遠方からのご依頼でしたが、昨今のウェブ裁判の浸透により、遠方の裁判所への出廷を要することなく裁判が進み、結果的には和解による解決となりました。当初提示額から約3倍の金額での解決となったことや遠方からのご依頼であったにもかかわらず、何らの支障もなく解決となったことにつき、喜びの声をいただきました。

弁護士費用

 後遺障害申請や訴訟での解決を受任の範囲として「獲得金額の25%(税込27.5%)」という契約で、弁護士費用や実費を控除した結果、お手元に約830万円が残ったもの。