歩行者と自動車の事故で、相手方初回提示額が約80万円→紛争処理センター利用の結果、約150万円での解決となった事例

事案の概要

 歩行者と自動車の事故で、相手方初回提示額が約80万円であったところ、紛争処理センターでの手続きの結果、約150万円での解決となった事例

争点

通院慰謝料、休業損害(家事従事者)

コメント

 交通事故の示談交渉を弁護士に依頼することの1つの大きなメリットとして、慰謝料の交渉を自賠責基準から裁判所基準に引き上げて交渉できる点があります。また、家事従事者の休業損害も裁判所基準での交渉により増額交渉が可能な場合が多いです。今回の保険会社は、初回提示額約80万円であったところ、事前交渉で約100万円の提示を受けることができました。しかしながら、私としては、大きく増額可能と考えて、紛争処理センターでの手続きに移行することとなりました。結果的に、約150万円での解決となり、依頼者の方からも非常に満足いただける結果となりました。豊富な経験から相手方保険会社からの提示額の妥当性を的確に検証できたことが、このような結果に繋がったものと考えます。

弁護士費用

 示談交渉と紛争処理センターでの解決を受任の範囲として「18万円(税込19万8000円)+獲得金額の8%(税込8.8%)、ただし獲得金額と相手方初回提示額の差額の50%(税込55%)を上限とする」という契約で、弁護士費用や実費を控除した結果、お手元に約115万円が残ったもの。