バイクと自動車の事故で、提示額が約300万円→約900万円で解決した事例

事案の概要

 バイクと自動車の事故で、被害者請求により、後遺障害10級7号(手指の用廃)が認定された事案(症状固定時年齢53歳)で、示談交渉の結果、相手方初回提示額が約300万円のところ、約900万円で解決した事例(自賠責保険からの後遺障害分を含めると約1360万円)

争点

後遺障害逸失利益、過失割合

コメント

 後遺障害14級9号を超える後遺障害に関する賠償交渉は、当事者間での話し合いによる解決では適切な金額の提示を受けることが困難な傾向にあると感じていますが、ご依頼者の方の要望によっては、第三者を入れた解決では柔軟な内訳とすることができず、納得した解決に繋がりにくい場合もあります。今回の依頼者の方は、過失割合に強くこだわりがあったため、その他の部分を柔軟に対応する形で交渉を進めることで、ご依頼者の方が納得する解決に繋がったと思います。

弁護士費用

 被害者請求と賠償交渉を受任の範囲として、「18万円+獲得金額の8%、ただし、獲得金額と自賠責基準の差額の50%を上限とする」という内容で契約し、消費税や実費を控除して、お手元に約1220万円が残ったもの。