バイクと自動車の事故で、提示額が約45万円→約350万円での解決となった事例

事案の概要

 バイクと自動車の事故で、被害者請求により、後遺障害14級6号(手指の欠損)が認定された事案(症状固定時年齢22歳)で、相手方保険会社の提示額は、約45万円であったところ、紛争処理センターの審査会の結果、約350万円での解決となった事例(後遺障害部分の自賠責保険金を含む獲得金額は、約425万円)

争点

後遺障害逸失利益

コメント

 後遺障害14級9号は、裁判所の傾向からすると、労働能力喪失期間が5年間とされていますが、後遺障害14級6号(手指の欠損)は、労働能力喪失期間を5年間に制限する合理的な根拠に欠けることなどを主張した結果、労働能力喪失期間を15年間とする内容で解決することができました。後遺障害14級6号(手指の欠損)は珍しい部類の後遺障害になりますが、特殊性な後遺障害であっても裁判例を検討するなどして緻密に対応したことが良い結果に繋がったと思います。