歩行者と自動車の事故(後遺障害14級9号)で、示談交渉の結果、約290万円での解決となった事例
事案の概要
歩行者と自動車の事故で、被害者請求により、後遺障害14級9号(小指の疼痛障害)となった事案(症状固定時年齢89歳)で、示談交渉の結果、保険会社初回提示額約110万円であったところ、約290万円での解決となった事例(後遺障害部分の自賠責保険金を含む)
争点
休業損害、入通院慰謝料、後遺障害逸失利益、後遺障害慰謝料
コメント
被害者の方が高齢者である場合は、後遺障害が認定されても労務対価に対する減収がないとして、相手方保険会社が後遺障害逸失利益の発生に否定的な提案をしてくる場合があります。今回のケースも相手方保険会社は後遺障害逸失利益の発生に否定的でしたが、同居のご家族構成や事故前の被害者が同居のご家族との関係での家事労働に占める貢献度を陳述した書面などの証拠を準備して交渉した結果、家事労働の休業損害や後遺障害逸失利益の認定を一定程度受ける形での示談を成立させることができました。後遺障害申請はもちろんのこと、その後の賠償交渉においても交通事故被害の問題は交通事故被害の問題を得意とする事務所に相談・依頼されることが重要と思います。