自転車と自動車の事故(後遺障害12級)で、紛争処理センターの審査会の結果、約1000万円での解決となった事例
事案の概要
自転車と自動車の事故で、被害者請求により、後遺障害12級(耳鳴)の認定を受けていた事案(症状固定時年齢39歳)で、紛争処理センター審査会の結果、初回提示額約30万円から約1000万円での解決となった事例(後遺障害部分の自賠責保険金を含む)
争点
通院慰謝料、後遺障害逸失利益、後遺障害慰謝料
コメント
後遺障害14級9号を超える後遺障害に関する賠償交渉は、当事者間での話し合いによる解決では適切な金額の提示を受けることが困難な傾向にあります。特に耳鳴による後遺障害は交通事故の中でも珍しい後遺障害にあたるため、交渉が難航することが少なくありません。今回のケースも交渉は難航しましたが、最終的には紛争処理センターによる審査会の結果、相手方初回提示額から約970万円増額した形での解決となりました。時間はかかりましたが、被害者の方からは納得の解決となったとのお言葉をいただきました。
弁護士費用
後遺障害申請や紛争処理センターでの解決を受任の範囲として「27万円(税込29万7000円)+獲得金額の12%(税込13.2%)」という契約で、弁護士費用や実費を控除した結果、お手元に約870万円が残ったもの。